
Windowsに標準搭載されていた「ステップ記録ツール(PSR)」。
PCの操作手順を自動で記録する機能ですが、Microsoftより非推奨となり、段階的に廃止が進められています。
本記事では、ステップ記録ツールの廃止の背景と、代わりとなる代替ツールをまとめています。
- ステップ記録ツールとは?
- いつ廃止される?今後の影響について
- 【目的別】ステップ記録ツールの代わりとなる代替ツール5選
- 1. Windows標準ツール(Snipping Tool / Xbox Game Bar)
- 2. M-Baton(ローカル完結型の手順書自動生成ツール)
- 3. Screenpresso(個人向け画像キャプチャツール)
- 4. Awesome Screenshot(ブラウザ拡張機能)
- 5. Scribe(クラウド型マニュアル作成ツール)
- ステップ記録ツールの代わり(代替)を選ぶ際の3つのポイント
- 【早見表】どういう場合にどのツールを選ぶべきか?
- なぜ「M-Baton」がステップ記録ツールの最適な代わりになるのか?
- 無料で手軽に使える
- ローカル完結による安心のセキュリティ
- ブログや備忘録として自由に加工できるデータ出力
- トラブル報告やバグ報告もスムーズに再現
- まとめ:ステップ記録ツールの代わりは用途に合わせて選ぼう
ステップ記録ツールとは?
ステップ記録ツール(Problem Steps Recorder)は、Windows 7以降に標準搭載されている操作記録ツールです。
マウスクリックなどのPC操作に合わせて自動でスクリーンショットを撮影し、テキストとともに一つのZIPファイル(MHTML形式)にまとめる機能を持っています。本来はトラブルシューティング時のバグ報告用ですが、知人へのPC操作の説明や、自分用の備忘録のベース作成などにも広く活用されてきました。
いつ廃止される?今後の影響について
Microsoftは2023年11月にステップ記録ツールを非推奨機能に指定しました。2024年2月のWindows 11アップデート以降は、アプリ起動時に「今後のリリースで削除される」旨の警告バナーが表示されるようになっています。今後はセキュリティアップデートやサポートの対象外となるため、代わりの代替ツールへ移行することが推奨されます。
【目的別】ステップ記録ツールの代わりとなる代替ツール5選
ここからは、用途に合わせてステップ記録ツールの代わりとなる代替ツールを5つ厳選して紹介します。
1. Windows標準ツール(Snipping Tool / Xbox Game Bar)
Microsoftが公式にステップ記録ツールの代替として推奨しているのが「Snipping Tool」です。
手順化までの簡略フロー
操作を1ステップ進めるごとに、ショートカットキーで画面を撮影する
Wordやメモ帳などの別アプリを開き、撮影した画像を1枚ずつ貼り付ける
「ここをクリック」といった説明文を打ち込んで完成
特徴 | Windows 10/11に標準搭載されており、完全無料で利用可能。 |
|---|---|
メリット | 静止画の範囲指定キャプチャや、簡易的な画面録画(ビデオ録画)に対応しています。 |
デメリット | ステップごとの自動記録機能や、テキストの自動生成機能はありません。手作業で画像を切り貼りする手間が発生します。 |
2. M-Baton(ローカル完結型の手順書自動生成ツール)

M-Baton(エムバトン)は私たちが開発している、PC操作を自動記録し、手順書のベースを自動生成するWindows専用デスクトップアプリです。
手順化までの簡略フロー
アプリの記録ボタンを押して、いつも通りにパソコンを操作する(クリックした場所が自動で記録・撮影される)
操作が終わると、説明文と画像をセットとした手順書のデザインドラフトを作成する
PowerPointやPDFとして書き出し出力する
特徴 | ステップ記録ツールのような「自動記録」に、操作説明文の「自動生成機能」を掛け合わせたローカル完結型のマニュアル作成ツール。 |
|---|---|
メリット | 無料から手軽に利用でき、作成データはすべてPC内に保存されます。AIを活用して操作説明文を自動生成し、PowerPoint(PPTX)やPDFなど多様な出力に対応しています。 |
デメリット | Windows環境専用であり、Mac等では利用できません。 |
3. Screenpresso(個人向け画像キャプチャツール)
画像編集機能がある、デスクトップ専用のキャプチャツールです。
手順化までの簡略フロー
記録したいポイントで画面を撮影し、内蔵のエディタで矢印や数字スタンプを乗せる
手順に必要な枚数分、この「撮影&加工」を繰り返す
溜まった画像を選択し、指定のテンプレート(PDFなど)へ流し込んで出力する
特徴 | 撮影した画像にその場で美しい注釈を入れられる特化型アプリ。 |
|---|---|
メリット | 静止画・動画のキャプチャが可能で、矢印、赤枠、ぼかしなどの注釈を直感的に追加できます。無料版でもPDFドキュメントの自動生成機能が利用可能です。 |
デメリット | 操作の自動記録ではなく、手動で撮影した画像を美しく加工・整理することに特化しています。 |
4. Awesome Screenshot(ブラウザ拡張機能)
Google ChromeやEdgeなどのWebブラウザ上で動作する、手軽な拡張機能です。
手順化までの簡略フロー
ブラウザの右上にある拡張機能から録画やキャプチャを開始する
撮影されたページ上で、気になるところに四角枠やテキストを書き加える
クラウドに保存するか、画像(PNGなど)としてパソコンにダウンロードして共有する
特徴 | ブラウザで見ている画面をそのまま裏側で記録・加工できるツール。 |
|---|---|
メリット | Webページ全体のスクロールキャプチャや画面録画が手軽に行えます。無料版でも基本的な注釈追加が可能です。 |
デメリット | ブラウザ内での動作に限定されるため、デスクトップアプリなどWindows全体の操作記録には不向きです。 |
5. Scribe(クラウド型マニュアル作成ツール)
操作を自動記録し、テキストとスクリーンショット付きの手順書を瞬時に生成する海外発のツールです。
手順化までの簡略フロー
拡張機能の「記録開始」ボタンを押して、いつも通りにブラウザを操作する
操作が終わったらストップボタンを押す。自動的にクリック位置にマーカーがつき、英語ベース(自動翻訳可)の説明文が作られる
クラウド上に生成された専用URLのリンクを相手に送って共有する
特徴 | 拡張機能やアプリを起動して動かすだけで、Web上に手順書ができあがる仕組み。 |
|---|---|
メリット | ステップバイステップの手順書を瞬時にWeb上で発行・共有できます。 |
デメリット | 海外発のツールであるため、英語ベースで使い方に慣れが必要です。 |
ステップ記録ツールの代わり(代替)を選ぶ際の3つのポイント
ステップ記録ツールの代わりとなるアプリケーションを選定する際は、以下の3つの基準で比較することが重要です。
記録の自動化・正確性
記録したデータの出力結果
編集機能と出力形式の多様性
多くのツールは、「クリックした箇所を記録する機能」は有していますが、「クリックした箇所が記録されているか」「データはどのような形でアウトプットされる」かに大きな違いがあります。
【早見表】どういう場合にどのツールを選ぶべきか?
上記の基準を踏まえ、「結局どれを使えばいいの?」と迷った方のために、目的別の最適なツールをまとめました。
撮影した画像に、矢印や文字などをがっつり編集・加工したい | Screenpresso |
|---|---|
操作するだけでクリック箇所や説明文、マニュアル作成まで自動化したい | M-Baton,Scribe |
ブラウザ上の操作だけを記録したい | Awesome Screenshot |
手順をクラウド上に保存し、URLリンクで共有したい | Scribe |
無料で始められて、後から自由に編集したい | M-Baton |
なぜ「M-Baton」がステップ記録ツールの最適な代わりになるのか?
ステップ記録ツールの操作感に慣れていた方や、面倒な記録作業を楽にしたいならM-Baton(エムバトン)がおすすめです。
無料で手軽に使える
高性能な自動記録ツールやマニュアル作成ツールの多くは、有料プランへの加入が前提だったり、数日間の無料トライアルが過ぎると使えなくなったりするものがほとんどです。
M-Baton(エムバトン)は無料から使い始めることができ、期間の制限なく自分のペースで活用できます。
ローカル完結による安心のセキュリティ
M-Baton(エムバトン)は作成データ(スクリーンショット等)をすべて自分のPC内に保存します。(AI機能実行時を除く)
サービス内に制限されず、データは全て自分自身でコントロール可能です。
ブログや備忘録として自由に加工できるデータ出力
ステップ記録ツールの使いにくいMHTML形式とは異なり、M-Baton(エムバトン)はPowerPoint(PPTX)やPDF形式などでのエクスポートに対応しています。
出力したデータは自分好みに自由に編集できるため、ブログでの操作解説用の画像素材として流用したり、知人へ送るためのわかりやすいPDFを作成したりと、手元に残る個人の資産として幅広く活用できます。
トラブル報告やバグ報告もスムーズに再現
ステップ記録ツール本来の目的であった「PCの不具合やエラーの報告」としての使い方も、M-Baton(エムバトン)がおすすめです。
操作手順やクリックした場所が自動で記録されるため、メーカーのサポート窓口やPCに詳しい知人に「どのような操作をして、どこでエラーが出たのか」を正確に伝えることができます。
口頭や文章では説明しにくい複雑なトラブルも、M-Baton(エムバトン)で記録したファイルを送るだけで一発で伝わります。
まとめ:ステップ記録ツールの代わりは用途に合わせて選ぼう
Windowsの「ステップ記録ツール(PSR)」は非推奨となり、今後のアップデートで完全に削除される見込みです。
代わりのツールを探す際は、単純な画面キャプチャ機能のみで十分であれば完全無料の「Snipping Tool」などの標準ツールを。
クリック箇所の自動記録や、マニュアル、手順書の雛形の作成をを自動化したい場合は、無料で始められる「M-Baton(エムバトン)」がおすすめです。
目的に応じて最適な代替ツールを選びましょう。
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